Soccer D.B. BLOG

J1 「○○キラー」をまとめてみた

2014/11/20 11:41:00

今年は宇佐美が神戸相手によくゴールを奪っている「神戸キラー」であることが話題になりましたね。ということでJ1、J2全クラブで、誰にハイペースでゴールを奪われているかをまとめてみました。まずはJ1から。J2は後ほどアップします。

~選出ルール~
・試合範囲
Soccer D.B.で扱っている範囲とします。 2002年からのJ1、J2リーグ戦、ナビスコ杯、スーパー杯、チャンピオンシップ、入れ替え戦、昇格プレーオフと、2005年からの天皇杯、2006年からのACLが対象となります。
・対象選手
今年のJ1、J2のチームで公式戦に出場もしくはベンチ入りした選手
・抽出条件
対象試合に200分以上出場して、得点ペース(1点当たりの時間=出場時間÷ゴール)が90分未満の選手。ただし、該当選手が多すぎるケースや少なすぎるケースは臨機応変に対応させて頂きました。 ※当初91分以上としていましたが、後に200分に変更したのを忘れていましたので修正しました。失礼しました。

仙台キラー

・田代 有三 (神戸)
得点ペース 65.8分 6試合出場5ゴール

・ペドロ ジュニオール (神戸)
得点ペース 70.0分 3試合出場3ゴール

・興梠 慎三 (浦和)
得点ペース 100.6分 10試合出場7ゴール

神戸の2人と浦和の興梠をピックアップ。田代は鳥栖時代(特別指定選手)のJ初ゴールの相手が仙台でした。その影響でいいイメージができたのかもしれませんね。

鹿島キラー

・小林 悠 (川崎F)
得点ペース 60.0分 5試合出場4ゴール

ちょうど川崎戦を控えている鹿島ですが、最もハイペースでゴールを決めているのが小林悠でした。負傷で出られないのは鹿島側から見るとラッキー、かもしれませんが、大久保も得点ペース125.6分、16試合出場10ゴールと相性がいいので、どちらにしろ注意が必要ですね。

浦和キラー

・豊田 陽平 (鳥栖)
得点ペース 83.6分 7試合出場7ゴール

豊田の浦和戦のゴールはすべて鳥栖に入ってからのものです。昨年はハットトリックしましたね。そういえば浦和はまだ鳥栖戦残しているはず…。

大宮キラー

・平井 将生 (福岡)
得点ペース 79.8分 6試合出場5ゴール

・アレッサンドロ (京都)
得点ペース 81.8分 4試合出場4ゴール

・レナト (川崎F)
得点ペース 89.2分 6試合出場5ゴール

大宮と相性がいい選手は結構多かったです。平井はG大阪時代の2010年に2試合で4点決めています。マルキーニョスも14試合出場で11ゴール決めています。

柏キラー

・ズラタン (大宮)
得点ペース 87.0分 5試合出場4ゴール

・前田 遼一 (磐田)
得点ペース 105.3分 13試合出場11ゴール

ズラタンは2012年のハットトリックの影響ですね。あと今柏にいるレアンドロも上位です。

FC東京キラー

・大前 元紀 (清水)
得点ペース 90.6分 12試合出場8ゴール

・田中 順也 (元柏)
得点ペース 87.3分 6試合出場3ゴール

大前は公式戦初ゴールの相手がFC東京でした。2009年のナビスコ杯ですね。田中順也は昨年ハットトリックを決めています。

川崎キラー

・岡本 英也 (新潟)
得点ペース 77.0分 6試合出場3ゴール

・ラフィーニャ (横浜FM)
得点ペース 85.0分 5試合出場5ゴール

・レアンドロ (柏)
得点ペース 89.8分 9試合出場8ゴール

岡本の得点試合はすべて途中出場によるもの。ラフィーニャは2011年に、レアンドロは2008年にハットトリックを達成しています。

横浜FMキラー

・柿谷 曜一朗 (元C大阪)
得点ペース 120.0分 4試合出場3ゴール

・ケネディ (名古屋)
得点ペース 131.2分 8試合出場5ゴール

マリノスキラーが少々不足しているようです。条件に合うペースで点を取っている選手はいなくて、上位なのは上の2人だけでした。マリノスキラー募集中ですよ。

甲府キラー

・金園 英学 (磐田)
得点ペース 62.0分 6試合出場5ゴール

・大黒 将志 (京都)
得点ペース 74.0分 5試合出場6ゴール

金園は2009年の関西大時代に天皇杯で甲府から2点を奪っています。大黒のハイペースっぷりも目立ちますね。

新潟キラー

・我那覇 和樹 (讃岐)
得点ペース 78.7分 13試合出場7ゴール

キラー少なめの新潟ですが、我那覇だけ1人ハイペースで点を取っていました。出場試合数とゴール数に差がありますが、途中出場が多い影響です。ほかにはダヴィが6試合4ゴール、大黒が13試合9ゴールとなっています。

清水キラー

・播戸 竜二 (鳥栖)
得点ペース 109.1分 20試合出場10ゴール

・山崎 亮平 (磐田)
得点ペース 84.3分 6試合出場3ゴール

播戸は清水相手に2度ハットトリックしてますね。04年の神戸時代と11年のセレッソ時代です。山崎も昨年の静岡ダービーでハットトリックを達成しています。

名古屋キラー

・平本 一樹 (東京V)
得点ペース 110.5分 8試合出場4ゴール

・ノバコビッチ (清水)
得点ペース 115.0分 4試合出場3ゴール

・ウイルソン (仙台)
得点ペース 116.7分 5試合出場3ゴール

名古屋も少なめでした。元J選手を含むと浦和などにいたエメルソンが決めていましたが。 全然関係ありませんが、平本の所属履歴を見ると東京から離れたくない感があって面白いですね(笑)。

G大阪キラー

・楠神 順平 (C大阪)
得点ペース 68.3分 7試合出場4ゴール

・豊田 陽平 (鳥栖)
得点ペース 86.7分 8試合出場6ゴール

・田中 順也 (元柏)
得点ペース 88.3分 9試合出場4ゴール

・平繁 龍一 (群馬)
得点ペース 89.8分 7試合出場5ゴール

楠神のガンバ戦といえば2010年の川崎時代に途中出場からハットトリック決めた試合ですね。意外なところでは平繁の名前が出てきました。出場機会が少ない年でも、G大阪相手にだけ決めていたりするので面白いです。

C大阪キラー

・木島 良輔 (讃岐)
得点ペース 75.0分 7試合出場5ゴール

・阿部 浩之 (G大阪)
得点ペース 79.3分 4試合出場3ゴール

・佐藤 晃大 (G大阪)
得点ペース 82.0分 5試合出場3ゴール

木島は大分時代のリーグ戦の初ゴールの相手がセレッソで、以降も熊本時代によく点を決めていました。阿部が今年のダービーでゴールを重ねたのは記憶に新しいところです。

神戸キラー

・宇佐美 貴史 (G大阪)
得点ペース 64.8分 7試合出場9ゴール

・エドゥー (FC東京)
得点ペース 85.0分 3試合出場3ゴール

ブログ冒頭でも挙げた宇佐美は神戸相手に7試合9ゴール。64.8分につき1点を挙げるペースです。エドゥーは今年の神戸戦全試合でゴール。

広島キラー

・佐藤 晃大 (G大阪)
得点ペース 79.7分 4試合出場3ゴール

・黒津 勝 (横浜FC)
得点ペース 105.0分 10試合出場7ゴール

黒津は川崎時代の特に05~06年にかけて広島相手にゴールを量産しました。佐藤は今年の天皇杯で決めていますね。

徳島キラー

・宇佐美 貴史 (G大阪)
得点ペース 37.3分 3試合出場6ゴール

・成岡 翔 (新潟)
得点ペース 68.7分 4試合出場3ゴール

・大黒 将志 (京都)
得点ペース 70.8分 4試合出場4ゴール

・レアンドロ (柏)
得点ペース 77.1分 7試合出場8ゴール

・鈴木 武蔵 (新潟)
得点ペース 77.7分 3試合出場3ゴール

徳島はいっぱいいるのですが、特に宇佐美が凄いです。昨年4点決めた試合もあった影響で、1分あたり37.3分というペース。完全にオーバーキルです…。

鳥栖キラー

・渡邉 千真 (FC東京)
得点ペース 45.0分 7試合出場7ゴール

・萬代 宏樹 (山形)
得点ペース 74.6分 11試合出場7ゴール

・工藤 壮人 (柏)
得点ペース 88.7分 7試合出場6ゴール

渡邉千真は2012年にハットトリックを達成してから鳥栖との相性がいいようです。萬代も2007年の仙台時代にハットトリックしてます。ちなみに佐藤寿人も得点ペース98.4分 14試合出場11ゴールと得意としているようです。

佐藤寿人やマルキーニョスは出場時間が長い影響もあって、このデータ抽出方法だと出てきづらい印象ですね。

J2 「○○キラー」をまとめてみた

宇佐美貴史の対戦相手別出場記録
https://soccer-db.net/player/headtohead.php?pl=285

豊田陽平の対戦相手別出場記録
https://soccer-db.net/player/headtohead.php?pl=4570

佐藤寿人の対戦相手別出場記録
https://soccer-db.net/player/headtohead.php?pl=5900

マルキーニョスの対戦相手別出場記録
https://soccer-db.net/player/headtohead.php?pl=13399

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