Soccer D.B. BLOG

高校選手権の地域別の初戦成績と対戦成績(07年度以降)

2016/01/07 19:28:00

2016年のブログ1本目ということで、今年もよろしくお願いします。さてこの季節といえば高校サッカー選手権。天気にも恵まれ気温もそこまで下がらず絶好の観戦日和が続いています。残りは準決勝と決勝の3試合というところまできました。サッカーに関わらずこういった都道府県代表が戦うトーナメントは、プロスポーツにそこまで興味がない人も自分の地元の都道府県だったり縁がある地域を応援する傾向があると思います。今回は高校サッカー選手権における地域別成績、地域間の対戦成績をまとめてみました。中途半端な感じですがSoccerD.B.で扱っている2007年度からの大会を対象としました。ご了承ください。

地域の分け方はいろいろありますが、プリンスリーグの分け方をそのまま採用しました。
北海道…北海道
東北…青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島
関東…茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨
北信越…新潟、富山、石川、福井、長野
東海…静岡、岐阜、愛知、三重
関西…滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山
中国…鳥取、島根、岡山、広島、山口
四国…徳島、香川、愛媛、高知
九州…福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

まずは2007年度からの各地域の初戦の勝ち抜け率をまとめました。「勝ち抜け」なのでPK戦勝ちも勝利と捉えての勝率です。円グラフは上記ルールの地域別のデータ。()内は今年度のみの勝ち抜け率。マップ上の緑の濃さは各都道府県の勝ち抜け率の高さを表しています。

地域別初戦勝ち抜け率

地域別初戦勝ち抜け率

都道府県の勝ち抜け率だとトップは大阪で88.9%。今年度は開幕戦で敗れてしまいましたが、大阪代表は2007年度から14年まで初戦全勝でした。それに次ぐのは栃木、群馬、千葉、神奈川、兵庫、宮崎となっています。逆に勝ち抜け率0%は秋田と山形。秋田代表が最後に初戦を勝ったのは04年度。山形代表は06年度でした。それに次ぐのは福井と岩手。岩手は08年度から連続で初戦敗退中。そのちょっと前は強かったのですけどねぇ。

今年度はこれまでと違う傾向が出ていて、九州勢は東福岡以外初戦敗退。関西、中国勢も初戦で姿を消すチームが多かったです。くじ運もあるので難しいのですけどね。逆に関東勢、四国勢の多くが初戦を突破しました。

初戦のPK戦にスポットを当ててみると、大阪はPK戦3試合全勝。北海道はPK戦4試合で3勝1敗。逆に香川と鹿児島はPK戦3試合全敗となっていました。

続いて次は2007年度からの全試合を対象に地域間の対戦成績をまとめてみました。10試合以上試合をしたものに限定させてもらい、その中で勝率順にソートしました。

地域間対戦成績

地域間対戦成績

関東勢の対四国勢の勝ち抜け率がトップに。今大会でも帝京第三vs高松南、鳴門vs矢板中央、松山工vs駒澤大高と3試合関東vs四国がありましたが、すべて関東勢が勝利しています。2位は九州勢の対東北勢の勝ち抜け率で75%。今大会では東福岡vs遠野だけでしたが東福岡が勝利しました。北信越vs中国、東海vs中国が互角となっています。

試合数の関係上漏れてしまいましたが、北海道は2007年度以降関東と関西には未勝利。九州には3戦全勝(うちPK2つ)。中国勢との対戦は3試合すべてPK戦という傾向になっていました。

さて、今大会の準決勝は、星稜(石川・北信越)vs東福岡(福岡・九州)と、青森山田(青森・東北)vs國學院久我山(東京・関東)となりました。こちらの対戦成績データも紹介しておきます。

1戦目
北信越vs九州は北信越の勝ち抜け率が54.2%。
石川県vs九州は3試合あってすべてPK戦(2勝1敗)。
福岡県vs北信越は3試合あって全勝。

2戦目
東北vs関東は4勝4敗でタイ。うちPK戦が5試合あり東北勢の3勝2敗。
青森県vs関東は3試合あって青森県の2勝1敗。2勝は両方ともPK戦。
東京都vs東北は3試合あって東京都の2勝1敗。うち2試合がPK戦で1勝1敗。
青森県vs東京都は12年度に対戦があり、青森山田がPK戦で勝っています。

とりあえずこの2試合の予想に対戦成績は無意味なようです。試合を楽しみに待ちましょう!

Soccer D.B. 全国高等学校サッカー選手権
2007年度以降の大会の試合結果、スタメン、ランキングなどを掲載しています

最新記事

記事画像
2020/04/05 12:26:00 SoccerD.B.を作った理由
記事画像
2019/02/21 12:17:16 2019Jリーグ主審リスト

掲載年別

タグ別