93-15 J1 背番号別通算記録～背番号10で最も出場した選手は？
今回は軽いテーマを。
データベースに過去のＪも入れたのでさらにいろいろデータを出せるようになりました。今回は「背番号」別の出場記録を紹介したいと思います。シンプルな通算出場記録とは違った傾向が出てきます。
サイトの方ではチームのページに背番号変遷として背番号別の出場記録を載せていますが、今回はチームでは縛らず93年から昨年までのJ1リーグ戦全体で集計しました。記事タイトルの通り、背番号10番で1番出場したのは誰？というような内容です。Jリーグは96年までは背番号を固定せず試合登録メンバーに対して背番号を振っていました。なので若い番号での出場試合数は多めになると思います。逆に17番以降は97年以降でしか存在しない番号となります。
ではまず背番号1。今の時代GKもいろんな番号を着けていますが、やっぱり正GKというイメージの強い番号です。出場試合数ベスト5をまとめました。
背番号1
2006年のドイツW杯のGK3人がトップ3となりました。特に楢崎と川口は日本代表史に残るGKだと思っています。川口は途中海外へ行ったり負傷期間があったりJ2へ行ったりしましたのでJ1での背番号1としての記録では楢崎が大きく差を広げてトップとなりました。
5位には長年清水でプレーされ引退後若くして亡くなってしまった真田(眞田)氏が入りました。この下に10試合の差で現浦和の西川が迫っており、今季中におそらく追い抜くでしょう。
続いて背番号2から5を。ここからは背番号別出場試合数トップ2とゴール数トップ2も紹介します。
背番号2-5
やはりDFの名前が並ぶ背番号です。3番は今も松田がダントツ。現役選手でJ1且つ3番の中でトップの森重は161試合なので、まだまだ追い抜くのは先の話になりそうです。4番の首位はともに闘莉王。ゴール数は圧倒的です。FWでもプレーしてますからね。こちらもそう簡単には抜けないでしょう。
背番号6-8
6番から8番はいわゆるボランチの選手の名前が並びました。本田はJリーグ元年から鹿島を支えた選手。伊東も清水に欠かせない選手となりました。現在も稼働中の森崎はJ2降格からJ1優勝まで、多くの経験を積み重ねながら成長した選手です。一方のゴール数トップには阿部や遠藤といったこちらも現在のチームの顔が揃っています。ただし、6番の阿部なのでジェフ時代ですね。阿部はこの後にも名前が出てきます。唯一8番のゴールトップだけ一つ前のポジションの選手が入りました。この森島の活躍により、セレッソの8番は特別な背番号となりました。
背番号9-11
9番から11番はトップ5を紹介します。9番はやはりこの人。試合数もゴール数も圧倒的。背番号固定制になってからは9番以外のストライカーが増えたのでこの記録はしばらく残るかもしれませんね。
サッカー界においてエースといわれている10番は、清水のレジェンド澤登がトップとなりました。5位に名古屋の小川がランクインしたのが少々意外。でもいろんなアタッカーが出入りした名古屋の中で彼は大きなケガなく出続けていますね。ゴール数では川崎Fで長く活躍したジュニーニョが入りました。
日本の11番といえばカズこと三浦知良ですが、出場試合数、ゴール数ともに佐藤寿人が追い抜いています。ゴールの方は豊田も上がってきていますね。
12番以降はさらっとトップ選手だけ。
背番号12-20
14番、18番は出場、ゴールともにそれぞれ中村憲剛、前田遼一の名前が入りました。13番のスコアラーといえば柳沢だったのですが、昨季大久保が抜きました。その差はわずか3。
背番号21-30
21番以降もチームを支えるベテランやいぶし銀な選手の名が連なります。対象選手も限られてくるので、出場試合数トップとゴールトップが同じ選手になる傾向がありますね。阿部は6番に続き22番でもゴール数トップに。
ということで今回はここまで。今季は新たに10番を背負う選手が多いですね。背番号別記録も新しい数値を刻んでいくことでしょう。
チームページにある背番号変遷ページでは、それぞれのチームでの背番号別記録を掲載しています
サンフレッチェ広島
浦和レッズ
ガンバ大阪
※SoccerD.B.で扱っている大会の合算なのでリーグ戦以外も入っています
選手ページの歴代記録ページではチーム・背番号別の記録を掲載しています
７番で多く出ている伊東輝悦ですが、背番号９を着けた試合もあったり
伊東輝悦 歴代記録
