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高円宮杯U-18プレミアリーグにおける中断前後の成績変化について

2017/06/22 19:42:00

今週末から高円宮杯U-18プレミアリーグ(以下プレミア)が再開されます。高体連(高校)とクラブユースが混ざったこの年代における国内のトップリーグであるこの大会ですが、今回はタイトルの通りリーグ戦の中断期間を経た際の成績変化についてまとめました。

なんとなく普段データを更新していて、
①プレミアは中断前後で成績が大きく変わっているような気がする
②高体連は後半戦の方が強い気がする
の2点が気になったのでそれを検証してみようと思ったわけです。

この年代はリーグ戦以外に大きな大会では高体連だと高校選手権と総体(インターハイ)、クラブユースだとクラブユース選手権とJユースカップがあり、その全国大会や地区大会の影響でリーグ戦の中断が大きく3回あり、開催が4つの期間に分かれます。

期間分け

本記事ではざっくりと春、夏、秋、冬としました。春、秋が試合数が多く、夏、冬は試合数が少なめになります。特に冬は2、3試合消化して終わるのでデータのサンプルとしては少なめですね。悪天候などで試合が延期となる場合も多々あります。そのような場合は近い期間に含めて計算しました。

プレミアは大会がスタートしたのが2011年ですので、2011から2016までの全シーズンを対象に4つの期間でクラブユースと高体連に分けて勝ち点取得率を計算しました。勝ち点取得率というは最大勝ち点(試合数×3)に対してどれくらい勝ち点を得たのかという割合です。5試合行って3勝2敗なら60%、3勝2分なら73.3%となります。

ユースと高体連

クラブユースチームの方が多く且つ幾度もチャンピオンになっているだけのことはあり、両者の比較という意味ではクラブユースの方が勝ち点を得ています。ただ期間別の変化という意味では、やはり想像通り高体連の方が上昇率が高いことが分かります。春と秋を比較するとクラブユースは微減しているのに対し、高体連は約3.5%上昇。高体連は冬の高校選手権が一番のビッグイベントでしょうから、ここに向けて調整しているのでしょうか。

各期間の間でどれくらい勝ち点取得率が変化したのか。全シーズンの各チームの増減を分布させてみました。春→夏のところで言うと、勝ち点の取得率が50%以上増えたチームが7.8%ある、という見方です。

勝点増減

比較例としてJ1、J2も計算してみました。2011年は震災の影響によりスケジュールがバラバラとなったので2012年からで計算し、期間の分け方も表の下にある通り月で分けました。Jの方が試合数が多くサンプルの数が整っている影響もあるのですが、やはりプレミアの方が成績が変わりやすい傾向になっています。例えば春→夏でいうと30%以上の上昇率がリーグ全体の約16%で、-30%未満の下降率もだいたい同数です。20チームが参加していますから、6チームくらいは大きく成績が変化していることになります。

2014年から2016年までの3年間プレミアに在籍したチームの勝ち点取得率と変化をまとめると下表のようになりました。

セレッソ大阪U-18と清水エスパルスユースは春は強いけどのちに下がる傾向。なんとこの両チームは今季も現時点でいい成績を収めていまして、この傾向の通り下がるのかそれともキープできるのかは注目ポイントと言えるでしょう。市立船橋高も序盤は強かったのですが今季は低迷しているのでこれ以上落ちようがない状況。ここからどう上がっていくのでしょうか。

終盤に強いのは名古屋グランパスU18と流通経済大付属柏高。残留争いから生き残ろうとした結果この数値となりましたが、残念ながら両者とも昨季降格となりました。終盤戦は試合数が少ないので、ここ以外にもう一つ波が欲しいですね。

簡単ですが以上で。今季はどのような変化が起きるのか楽しみにしたいと思います。

高円宮杯U-18 プレミアリーグ

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