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観戦メモ インターハイ 流経大柏vs前橋育英

2017/08/03 18:10:00

インターハイも準決勝まで進みいよいよクライマックスへ。今日はひとめぼれスタジアム宮城へやってきました。対戦カードは流通経済大学付属柏高校vs前橋育英高校。対戦カードで見るカードを選んだというよりは、タイミングと場所でもともとここに決めていました。

スタメンフォーメーション

フォーメーション

流経大柏は1アンカーというより16.三本木達哉が前橋育英の17. 高橋尚紀をチェックするような役目でしたので言うなれば4(+1)-4-1みたいな形。前橋育英は4-4-2ですが、ビルドアップの際は14. 田部井涼が時に下がってボールの受け渡しを行っていました。

序盤、主導権は前橋育英に。17.高橋の裏抜けから主に左サイド8.五十嵐理人、15.渡邊泰基とのパス交換からチャンスを創出。対する流経大柏はロングボールが中心。前橋育英ペースだった前半7分にはロングパスに抜け出した9.後藤大輝がGKと1vs1になるも相手のセーブにあい得点ならず。ボールポゼッションが相手より長めの前橋育英もミドルシュートは打てるものの決定的なチャンスは作れず、逆に中盤で奪われるようになり流経大柏の攻撃が増えます。

流経大柏の攻撃パターンは少ないもののとにかく9.後藤が強く1人で突破できてしまうので、前橋育英のCBは苦戦。彼の裏への飛び出しからの接触でファウルかどうか微妙なシーンがありましたが、そのこぼれたボールから生まれた左CKで2.近藤立都の左足のクロスを5.関川郁万が高いヘディングで合わせ流経大柏が先制。前半終盤には前橋育英が2回左CKを得てファーサイドへクロスを放つもゴールならず、逆にカウンターからまたしても9.後藤が相手に寄せられながらもドリブルで持ち込みシュート。これはGKにセーブされ1-0で前半を終えます。

目立っていた9.後藤はハーフタイムで15.近藤潤に交代。内容から考えると意外で負傷かなとも思いましたが、これまでの試合も交代しているようですし、役割的に疲れるでしょうから元々戦略の一つだったのかもしれません。15.近藤も似たような役割を担います。スピードは彼の方があるかも。

後半早々に前橋育英は8.五十嵐理人に代わって13. 宮崎鴻を投入。彼がFWに入り17.高橋が左サイドに回ります。よって17.高橋をマンマークしていた流経大柏の16.三本木も右サイドバックとなりました。凄い徹底ぶり。

全体的に球際や空中戦のところでは流経大柏が勝っていましたが、途中から入った前橋育英の13.宮崎が高さと強さを持っており、彼にボールを預けるもしくは当てることで前橋育英は前への侵入機会が増加。後半10分には14. 田部井涼のミドルシュートのこぼれに反応した17.高橋がペナルティエリアに飛び出し決定機を迎えたり、左サイドバックの15.渡邊のクロスにまたしても17.高橋が反応したりとゴールに近付きます。

そして後半20分くらいでしょうか。ロングパスに13.宮崎が競り勝ちフリックしたボールを追って17.高橋がペナルティエリアへ侵入。ここでの接触がファウルとなり前橋育英がPKをゲット。しかしこのPKは流経大柏のGK17.薄井覇斗が見事にストップし、ゴールを許しません。その後も前橋育英が攻撃を続けつつ、時に流経大柏がロングカウンターを狙う展開となりましたがスコアは変わらず、流経大柏が決勝へ進出しました。

内容的にいえば前橋育英の方が攻めパターンは多く、流経大柏は単調だったかもしれませんが、相手の研究、対応を見るに流経大柏は彼ららしい勝利への執念を見せたように思います。これまでの試合で活躍していた前橋育英4. 榎本樹もなかなか仕事ができませんでした。 決勝の相手は日大藤沢。久しぶりにタイトル獲得となるでしょうか。

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