過去のW杯からの変化(大陸別平均勝ち点,枠内シュート,支配率と勝敗など)
グループリーグ48試合が終わりましたね。なんとなく見てて感じた今大会の傾向を、過去のW杯と比較しつつまとめてみました。
大陸別の平均勝ち点
今大会の特長は南米はもちろん、北中米勢も躍進していること。そしてアジア勢の未勝利、欧州勢の低迷が挙げられるかと思います。まずはグループリーグ終了時の勝ち点を各大陸(各地域)毎に平均化してみました。
平均勝ち点の変化
グラフを見てみると実は南米も欧州も前回大会とたいして変わらないんですね。前回はフランスが勝ち点1、イタリアが同2でともに最下位で終わっています。南米は全5チームが決勝トーナメントへ。今回も6チーム中5チームが勝ち抜きました。北中米はここ最近の中だと日韓W杯に次ぐ好成績。コスタリカが死のグループを勝ち抜けたことで日韓の時よりも印象は強いですね。
ゴールとシュート
なかなか面白い試合が続いている今大会。ゴール数が多いというのもありますが、全体的にシュートが枠に飛んでいるイメージがあったので、スタッツが公式に残っている日韓大会からのゴール、シュート、枠内シュートの数を比較してみました。同条件にするため過去の大会もグループリーグのみの数値です。
ゴール、シュート、枠内シュート
日韓大会以降だとゴール数は1位。そしてなんといってもシュートの枠内への割合。今大会は50%を超えていますね。
支配率と勝敗
前回のブログで「02,06,10W杯・ボール支配率と勝敗の関係、支配率ランキング」というネタを書きました。今大会はどうなっているか見てみましょう。こちらも過去の大会のデータはグループリーグだけに絞っているので、前回のブログとは少々数値が異なります。
支配率55%以上のチームの勝敗
ドイツW杯では勝率66.7%、南アフリカW杯だと勝率59.3%でしたが、今回は44.8%とダウン。日韓W杯よりは高いですが、これまでとは違う傾向が表れています。
先制時勝敗
特に今大会序盤は逆転されるという展開が目立ちましたので、先制したチームの最終的な勝敗分けをまとめてみました。
先制チームの勝敗
僅差ですが、先制チームの逆転負けは7試合でフランスW杯以降では一番多い数値。ただ勝率としては高い方でした。今大会は点が入ったドローが少ないですからね。
スーパーサブ
最後にこんなデータも。
途中出場選手のゴール数
今大会はベンチスタート選手のゴール数が多めでした。全体の得点の割合で見てもトップ。
グループリーグは終わって、いよいよ決勝トーナメントへ。どんな試合を見せてくれるのか、楽しみです。