Soccer D.B. BLOG

観戦メモ クラブユース選手権 大宮ユースvs福岡U-18

2016/07/25 20:20:00

日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会が開幕。前泊で群馬入りし、敷島公園サッカー・ラグビー場へ来ました。2試合目の大宮アルディージャユースvsアビスパ福岡U-18の観戦メモを残しておきます。

大宮ユースは高円宮杯プレミアリーグの開幕戦以来の観戦。その試合では序盤に立て続けにゴールを奪われそのまま敗戦となりました。らしさは見せたもののまだ新チームということで戸惑いの面も多く感じました。あれから日が経ち、プレミアでの勝ち点も上積みしているので、どれくらい内容が変わったのか楽しみです。

一方の福岡U-18。こちらは昨年のクラセン初戦以来の観戦となります。その試合で目を奪われたのは当時高校2年の冨安健洋で、一人レベルの違うプレーをしていた記憶が強く残っています。また見たいなぁと思っていたらトップチーム昇格となり、早くもJリーグでスタメンデビューも果たしました。冨安を見る楽しみはJに取っておいて、今回は同級生たちと後輩の成長ぶりを見せてもらいましょう。

スタメンとフォーメーションです。

前半フォーメーション

前半フォーメーション

福岡はシンプルな4-4-2。大宮も4-4-2ですが、ポゼッション時に4-1-4-1化するのでズラし気味に作りました。

前半の主導権は大宮。8.長谷川元希、10.小柏剛、9.奥抜侃志が動きながら相手の選手間や裏でボールを受けての中央突破が目立ちました。この辺りのボール回しはさすが。福岡側はボールの奪いどころと奪った後の処理に苦戦。前半8分くらいに「奪った後シンプルに。溜めすぎない。」という指示が聞こえましたが、まさにそのちょっと前に持ちすぎて奪い返されるシーンがありました。流れ上は防戦気味でしたが、福岡はハーフライン付近でのFKもCBを上げたり、左サイドからの突破でCKを得るなど、主にセットプレーからチャンスを創出しました。ボールに触る機会が多かったのは左サイドの11.稗田圭吾。プレースキッカー(左足)もおそらく全て担当していたはずです。

互いに決め切れない状況でしたが、前半39分に大宮が先制。右サイド大外にいた2.谷村大和へボールが渡り、中近くでフリーだった10.小柏へ。彼がそのままいわゆるニアゾーンへドリブルで持ち込みグラウンダーのクロスから最後は8.長谷川が決めました。ちなみに公式記録の得点経過だと2.谷村のプレーが抜けていました…。

ハーフタイムではそれぞれ1人選手交代。大宮は右サイドの2.谷村から31.渡辺に替わり一部ポジションも変更。福岡はポジションそのままで20.佐藤から8.河北に替わりました。後半開始時はこんな感じ。

後半フォーメーション

後半フォーメーション

後半開始直後、反撃を目論む福岡の出鼻をくじくかのごとく、大宮がキックオフからつないで中央突破を試みますが、これはGKがストップ。これを見て後半も大宮ペースかなと思ったのですが、逆に福岡のペースで試合は動きます。

前半の福岡で11.稗田以外に気になったのが7.宮内真輝。いい動きをしていたのですが、いいボールが入らなかったり周りが連動できていなかったりで、あとちょっとの状況が続いていました。これが生きるようになったのが後半の福岡。ボール奪取のタイミングと場所に関して共通認識ができていたようで、流れからの攻撃がスムーズになりました。後半16分にロングパスを中央から左斜めに走りながら受けた後の7.宮内のプレーが相手のハンドを誘いPK。自身が冷静に左下に流し込み同点に。7.宮内は縦横無尽に動いていたので途中交代となりましたが、もうちょっと見てみたかったですね。

そこからも福岡が中心の試合展開となりますが、互いにゴール前でのアイデアを欠きドローで終了。大宮はリードしながらもハーフタイムで策を変えたのは悪くなかったのですが、その後の修正がうまくいきませんでしたね。大塚監督もポジション取りの修正っぽい指示を出していたようですけど。試合としては互いに良い面を出してくれた好ゲームだったかと思いますので、この後の両者の健闘を祈ってます。

クラセンは今日以降も4試合観戦予定です。おそらくブログに書くのはこれだけになりそうですが、時間などが合えばまた。

最新記事

記事画像
2020/04/05 12:26:00 SoccerD.B.を作った理由
記事画像
2019/02/21 12:17:16 2019Jリーグ主審リスト

掲載年別

タグ別