Soccer D.B. BLOG

J1ドラフトとWindtosh's Cantinaベスト11選出の感想

2021/12/27 08:32:00

「人を評価する」というのはとても難しいことですが、自分は「成長力」で評価する場合が多いです。言い方がちょっと悪くなりますが、「変わらない天才」より「成長している凡人」の方が個人的な評価は高いです。もちろんこれは一個人の考えなので、何らかの組織で人事担当になってその人の人生に関わるような評価を託された場合は「成長力」だけで見ることはありえませんが。

成長というのは一つの変化であり、変化した先が自分の趣向に合わないこともあるでしょうが、それでも成長意欲を持って活動したことは評価できます。職場、役割、住む土地など環境を変えることも成長するための一手ですね。でも自分は環境を変えない中で成長している人の方が凄いと思っています。こちらの方がハードルが高いからです。

特に高齢の方で様々なことに挑戦している方は本当に尊敬しますね。自分もそういう爺さんになりたいものです。まず、開設時からあまり変わっていないこのサイトを成長させる必要がありますが…。

前置きが長くなりましたが、この考え方を前提に今回参加させて頂いた2つの「11人の選出」について触れたいと思います。

J1ドラフト

ドラフトといえば真っ先に思い浮かべるのがプロ野球、そしてアメリカンスポーツの新人選手の獲得ですね。これらはそれぞれの未来のためにドラフトを行っています。

また、海外のファンタジーゲーム(ユーザーが活躍する選手を選び実際の活躍に応じたポイントで競うゲーム)においてもドラフトが採用されています。これも目的は「未来」にありますね。

今回参加したJ1ドラフトはTwitterの識者の皆さんが思い思いにチームを作るという点が趣旨となっています。ファンタジーゲームで遊んでいた身としては「ドラフトの続き」がないという意味で少々物足りないのですが、お誘い頂けたので本来のドラフトの意図である「未来」をテーマに選手リストを用意しました。

下図が最終的に選んだ選手、監督となります。数字は獲得順です。

J1ドラフト

最初に「成長」について書きましたが、一度失速した中で再びかつての活躍を取り戻す「復活」もかなりハードルが高いと思っています。例えばJリーグで活躍して海外で数年プレーし、出場機会を失ったところでJリーグに再び戻って来た選手の場合、以前Jリーグにいた時と同じ活躍を見せるケースはそれほど多くありません。年齢的な衰えが大きな理由でしょうが、Jリーグもクラブチームも周りの選手も何かしらの変化が起きているためです。なので分析や準備を怠ったまま、昔活躍した選手や監督を呼び戻しただけで成績が上がる訳がないのです。

ドラフトにて一番に選んだ宇佐美選手は「復活」して欲しい選手の1人です。もちろん今でも抜群に上手い選手でチームの要としてプレーしていますが、もっとやれるはず。柿谷選手が環境を変え新しい一面を見せたので、宇佐美選手に川崎フロンターレ行きの情報が出た際はどうするか注目していましたが、残留の報が出ました(執筆時点で正式なリリースはなし)。僕がここで書いた考え方では最もハードルが高い選択肢となります。その中で宇佐美選手が来季どのようなプレーを見せてくれるのか、自分の中では一番注目度が高いです。

今回のJ1ドラフトは監督も指名ということで、最初に思い浮かんだ上野監督にしました。2015、2016のレノファ山口が好きで、あの頃を上回る面白いサッカーを見せてほしいという思いで選んでいます。3番指名の小塚選手も上野山口つながりで選んでいます。川崎でのポジション争いは厳しそうですが、もっとやれる選手です。

全員の説明は省略させて頂きますが、最後に鈴木彩艶選手について。今季その才能の一端を見せてくれましたが、西川選手のパフォーマンスが一段階上がりレギュラー奪還には至りませんでした。西川選手の再活躍も個人的にはかなり評価ポイント高いのですが、来季に向けてという意味で、再び彩艶選手に期待をしたいと思っています。

こういったスタンスで臨んだドラフトでしたので、元々準備していた希望リストの選手が他の参加者に先に取られるというケースがありませんでした。ドラフト時の参加者のやり取りはTwitterのメッセージ上だったりキャスで聞いていましたが、ゲームとしてはもうちょっと選手が被る可能性のある選考をした方が面白かったかなと思いましたので、もしまたお誘いがあればその時は活躍した選手からチームを構成する方針で臨みたいと思います。

Windtosh's Cantina ベスト11

もう一つ、こちらは2年連続となりますが、アーカイブ系のウェブサイト「Windtosh's Cantina」のベストイレブン選出にも参加しました。選んだメンバーはこちらです。

Windtosh's Cantina ベスト11

基本的にJリーグがメインだと思いますが、他のカテゴリーでも問題ないとのことでしたので、幅広く選出しました。自分は1チームの試合をひたすら見るのがちょっと辛いので、広く浅く試合を見る傾向にあります。その中から今季試合を見た中で記憶に刻まれた選手を選んでいきました。細かいポジションは意識していないので、フォーメーション図にするとベストイレブンによくある強引な感じになります。

各選手の選考理由はウェブサイトにて掲載しておりますのでこちらをご確認ください。
Windtosh's Cantina ベストイレブン_2021_soccer_d.b.管理人

この記事のメインテーマである「成長」という視点から見ると一番興味深いのが東京Vの小池選手の活躍ですね。東京V移籍後にフィニッシャーとなり、30代半ばにして得点ランキング上位に食い込んでいるのは凄いとしか言いようがないです。

期待という意味では11人の中で最年少の福井選手が1番です。おそらく来季はトップチームでのプレー機会も増えるでしょう。

冒頭にて「変わらない天才より成長している凡人」という例えを書きましたが、サッカー選手でいうと多くの選手において「変わらない」ことはなく何かしらの変化や成長をしていると思っています。このオフで環境を変えた選手がどうなるのか、同じチームでプレーをする選手がどうなるのか。自分がこのウェブサイトでできるのは無機質な記録を残していくことのみですが、見守っていきたいと思います。

最新記事

記事画像
2020/04/05 12:26:00 SoccerD.B.を作った理由
記事画像
2019/02/21 12:17:16 2019Jリーグ主審リスト

掲載年別

タグ別